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歌川広重『保土ヶ谷(新町橋)』木版画
歌川広重『保土ヶ谷(新町橋)』木版画
商品の詳細 作品名保土ヶ谷(新町橋)作家名歌川広重技法 木版画サイズ(外寸)44×37 用紙:越前生漉奉書 新品 額付 神奈川から五粁、保土ヶ谷は現在横浜市の内である。画題は「新町橋」とあるが、この地はもと保土ヶ谷、新町、帷子の三宿であったが、慶長二年(1957)に一駅となったという。絵に見える橋が新町へ入るところにかかる新町橋である。家並み、樹木などの感じが野趣に満ち、絵の上部にぼかした橙色、これを一文字というが、この色から秋を思わせ、川の水の藍も秋冷を思わせる。橋の上の虚無僧の姿にも、橋の袖の二八そばやの行燈にも静かな秋が感じられる。町の方からは江戸へ下る大名行列の先頭が見え、江戸から上る武家の駕篭は橋を渡っていくが、その上り下りの足音だけが静かさの底にきこえるようである。いたって風景は平凡といえるかもしれないが、広重はいつも自然の中に人間を添えてその絵に息吹を与えている。この絵も上り下りのすれ違う旅の心が描かれているからこそ私たちの感情に何かを与えているといえる。その点で左手のとり入れのすんだ田圃をいく百姓の姿も見のがすことは出来ない重要な添景である。他の◆歌川広重◆作品を検索

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